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財政の崖とFX

最近、アメリカの大統領選挙が終わるや否や、財政の崖問題がクローズアップされてきました。

 

元々、財政の崖問題は以前から解っていることでしたが、大統領が決まる前には将来の予測がつかなかった訳です。

 

そして、オバマ大統領が再選されて一気にクローズアップされてきました。

 

オバマ大統領は再選されましたが、日本と同様に議会はねじれています。

 

上院は与党の民主党が過半数を握っていますが、下院は野党共和党が過半数を握っています。

 

つまり、強大な権力を持っているアメリカ大統領といえども、議会の承認なくして政策を進められないのです。

 

財政の崖問題は、その様な状況を見越して為替相場やFX相場やバイナリーオプションや株式市場が懸念している訳です。

 

従って、投資家は財政の崖問題を正確に把握する必要があります。

 

特に、FX初心者にとってはこの様な経済用語をしっかり覚えていくことが、市場の動きを読む基本になります。

 

そこで、財政の崖問題とは2013年に予定されているアメリカ連邦政府の歳出カットと減税の終了を意味します。

 

つまり、歳出カットと減税の終了でアメリカ連邦政府の財政赤字は大きく好転しますが、歳出削減で公共投資は急減し家計の税負担が増えることで個人消費も急減することが予想されます。

 

この公共投資と個人消費の急減をグラフに表すと、崖の様に落ち込むため財政の崖と呼ばれ始めました。

 

そして、アメリカの国内総生産に占める個人消費のウェイトは高いので、公共投資の削減と減税の終了でアメリカのGDPは3%〜4%も下がるという予想もあります。

 

特に、この減税はブッシュ前大統領が残した特別減税で、いわゆる前政権の負の遺産です。

 

日本でも自民党政権が残した負の遺産で民主党が苦しんだ様に、アメリカでも同様のことが起きている訳です。

 

また、歳出カットは2013年9月までに約6,000億ドル(約48兆円)が予定されていますから、公共投資の削減も巨額に上るのです。

 

そうなればアメリカは不況に陥る可能性が大きく、11月7日のニューヨーク株式市場はそのことを懸念して300ドルも下落しました。

 

只、財政の崖問題の為替やFXへの影響は微妙です。

 

何故なら、財政赤字が減ることは国家としてのアメリカにとってはプラス材料ですからドル高円安要因です。

 

しかし、そのことで公共投資や個人消費者が減ってアメリカがリセッションに陥るとしたらドル安円高要因です。

 

従って、財政の崖問題そのものは為替やFXにとっての影響は大きくありませんが、財政の崖問題が進展することで為替やFXが動く可能性は考えなければなりません。

 

つまり、減税の延長策や公共投資の削減を緩和するなどの政策です。

FXトレードでは最初に決めたルールを守る

個人投資家は自分のお金を自分で運用する訳ですから、自分の考えで自由に運用しても誰からも咎められることはありません。

 

しかし、ヘッジファンドや機関投資家は顧客のお金を預かって運用しますから、様々な運用ルールや取引規制を設けています。

 

また、顧客のお金では無い場合も、もっと大事な自社のインハウスの資金だったりします。

 

その場合にも同様の運用ルールと取引規制が掛けられています。

 

何故なら、基本的に人間は束縛が無いと自由に何処へでも飛んで行ってしまいます。

 

それを様々なルールで規制して、最も良い方向に進もうとしています。

 

FXトレードや株式相場に於いても同様で、ヘッジファンドや機関投資家は様々な運用ルールや取引規制を設けて最高のパフォーマンスを出せる様に努力しています。

 

その為に、ヘッジファンドや機関投資家の組織の内部には、売買管理部や売買審査部などがあってファンドマネジャーの毎日の売買の中に法律違反や社内規則違反が無いかどうかを調べています。

 

その様な様々な規制があっても、インサイダー取引違反などの法律違反やインデックスに負ける様な運用パフォーマンスが悪いファンドが出てしまいます。一方、個人投資家には、その様な運用ルールや取引規制はありません。

 

勿論、インサイダー取引禁止の様な法的な規制は同じですが、それ以外に個人を規制する運用ルールや取引規制は無いのです。

 

では優秀な人材を集めて最新の情報端末やFXの取引ツールを持つヘッジファンドや機関投資家が、利益を出すために考えた運用ルールや取引規制を駆使して必死でトレードするのに対して、個人投資家が無手勝流で挑んで果たして勝てるのでしょうか?

 

結論としては、中には勝てる個人投資家も居るでしょう。しかし、殆どの個人投資家は無手勝流ではヘッジファンドや機関投資家には勝てません。勝つ為には、自分のトレードを律するルールを作る必要があります。

 

従って、FX初心者の時に、自分なりの売買ルールを決めることが大事です。その売買ルールに必要なことは、投資金額や目標パフォーマンスやロスカットルールを明確に設定することです。

 

また、売買手法や投資スタイルについても、明確にルールを決める必要があります。例えば、ロングのスイングトレードに限定するとか、バイナリーオプションを含めるとか、ショートとデイトレードは行わない等です。

 

そして、何よりも大事なことは、その様な自分が作ったルールを自分自身が守ることです。自分が作ったルールを自分が破っても、誰からも怒られることもありませんから守るの難しいのです。

 

またしっかりトレンドを見極めることも大切になってきます。先日の日銀総裁の黒田氏の発言から一気に円安トレンドになりましたので、そのことに注意しながらバイナリーオプション今月の1位comで選んだ口座で小額で取引できるバイナリーオプションから始めるのが無難です。